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駆け上がれ、大人の階段!
第3章 ついに、決戦の時!
てっきり床に置いているローテーブルに向き合って座るものだと思っていた勝手な想像がバラバラと音を立てて崩れていく。
「座らないの?」
和真はそう言って少しだけ身体を右に寄せた。
これは間違いなく……私もベッドに座れってことだよね?
ゴクリと唾を飲み込むと、私はぎこちない足取りでおぼんを持ったまま彼の隣へと向かう。
途中、緊張のせいでローテーブルに足をぶつけてしまい、「何してんだよ」と和真に笑われてしまった。
「……」
ちょこんと彼の隣に座り、そのまま固まる。
まさか、心の準備が整う前に何かが始まってしまうとか……そんなことは、さすがにないよね?
そんなことを考えると、急に色んなことが気になってきた。
Tシャツにデニムの短パンで服装は良かったのかとか、身に付けている下着のこととか……
瞬きも忘れて固まっていると、「どうしたの?」と和真が顔を覗き込んできた。
「な、な、何もないよ! その……彼氏が部屋にくるのが生まれて初めてだから、ちょっと緊張しちゃって……」
あはは、と完全にぎこちない作り笑顔を浮かべていると、「別に緊張することないだろ」と彼は普段通りに笑う。
さすが自分とは違って恋愛経験者、こういうことも慣れているようだ。
「座らないの?」
和真はそう言って少しだけ身体を右に寄せた。
これは間違いなく……私もベッドに座れってことだよね?
ゴクリと唾を飲み込むと、私はぎこちない足取りでおぼんを持ったまま彼の隣へと向かう。
途中、緊張のせいでローテーブルに足をぶつけてしまい、「何してんだよ」と和真に笑われてしまった。
「……」
ちょこんと彼の隣に座り、そのまま固まる。
まさか、心の準備が整う前に何かが始まってしまうとか……そんなことは、さすがにないよね?
そんなことを考えると、急に色んなことが気になってきた。
Tシャツにデニムの短パンで服装は良かったのかとか、身に付けている下着のこととか……
瞬きも忘れて固まっていると、「どうしたの?」と和真が顔を覗き込んできた。
「な、な、何もないよ! その……彼氏が部屋にくるのが生まれて初めてだから、ちょっと緊張しちゃって……」
あはは、と完全にぎこちない作り笑顔を浮かべていると、「別に緊張することないだろ」と彼は普段通りに笑う。
さすが自分とは違って恋愛経験者、こういうことも慣れているようだ。