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駆け上がれ、大人の階段!
第3章 ついに、決戦の時!
「……」
隠していた情けなさがひょこっと心の中でまた顔を出してしまい、ため息が出そうになった時、彼の右手がぽんと自分の右肩に乗った。
「え?」と思わず心臓が飛び跳ねた瞬間、今度は私の身体が和真の方へと引き寄せられる。
あ、こういうの、すごく嬉しいかも……
今まで自分には一生訪れることはないかもと思っていた、彼の肩枕。
ドクンドクンと緊張している自分を胸の裏側で感じながらも、同時に幸せも噛みしめる。
やっぱり私だって女の子。こういうのは、嬉しいのだ。
そんなこと思ってチラリと和真の顔を見上げた時、彼とバチリと目があってしまった。
そしてその目が優しく細められる。
その瞬間、なんとも言えない沈黙が私たちを包んだ。
これって、もしかして……
ゴクリと唾を飲み込むと、いつの間にか意識は唇へと集まっていた。
すると相手も、少しずつ顔を近づけてくるではないか。
やっぱりそうだ……これは……これは……。
隠していた情けなさがひょこっと心の中でまた顔を出してしまい、ため息が出そうになった時、彼の右手がぽんと自分の右肩に乗った。
「え?」と思わず心臓が飛び跳ねた瞬間、今度は私の身体が和真の方へと引き寄せられる。
あ、こういうの、すごく嬉しいかも……
今まで自分には一生訪れることはないかもと思っていた、彼の肩枕。
ドクンドクンと緊張している自分を胸の裏側で感じながらも、同時に幸せも噛みしめる。
やっぱり私だって女の子。こういうのは、嬉しいのだ。
そんなこと思ってチラリと和真の顔を見上げた時、彼とバチリと目があってしまった。
そしてその目が優しく細められる。
その瞬間、なんとも言えない沈黙が私たちを包んだ。
これって、もしかして……
ゴクリと唾を飲み込むと、いつの間にか意識は唇へと集まっていた。
すると相手も、少しずつ顔を近づけてくるではないか。
やっぱりそうだ……これは……これは……。