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第35章 蠢く闇と性幼稚園　後編

　ほう～それが羽間組の返答か詫びに来たかと思ったら期待どおりだなぁ～息子もこうなる訳だなぁ～
　赦さん目の前でお前の女を犯してやる！
無理するな爺さん、歯牙にもかけない仁…
　秀樹が立上がりかけ親父早くそいつを抑えろ！
誰が立って良いと言った、今度は硝子製の灰皿が秀樹の顔面を狙い打つガッ鼻血を噴き上げ卒倒する秀樹…。
　貴様ぁ～お前達何してるんだ早く奴を抑えろ！
両側から飛び出す男達の頭を掴みテーブルに叩き着ける仁…うっ男達の額が割れ血吹きが上がる…うぅもがき倒れる男達を見下げながら大きく欠伸をする仁…
　まぁ～女に飛び掛からないだけマシかなぁ…
うっ…小僧ぉ～突然、扉が開き数人の男達が乱入したかと思えば…床に土下座し遅く成りました右堂組若頭石井勝美と申します…
羽間会長、頭など下げなくとも来て頂き感謝する親組織の其も若頭とは、頭を下げるが…様子が違った…。
　続き、石井の後ろに同じく土下座する男が右堂組組織委員長の江田甚八です…。
　右堂組の頭に幹部に頭を下げて貰うのは、流石に気不味いですよ頭を上げて下さい…自分は、風祭　仁、只の高校生ですよ…。
　頭を上げる若頭、後ろに控えるのは右堂組枝会の近辺の組長達です以後宜しくお願いします…。
　羽間会長さん親系のナンバー２の前で座位が高くないか席を譲るのが当然だろう、此処からは右堂組との話し会いらしいからねぇ～下がれと言ったんだけど…。
　意気消沈の羽間会長、席を立ち床に鎮座する…。
仁、他の皆さんも頭を上げて下さい、美伽、瞳、悪いがまだ向こうに武藤達が居たなら席を用意して貰えるか頼んで欲しい…
　はい…直ぐにも…。
　で、どうして若頭の石井さんが此処に？
ソファーに腰掛ける石井と江田、今朝方電話を貰いまして風組本部と山王会本家から…風組からは、一言動くと！本家からは、風組が本家に脱退届けが出たと何としても納めろとの事で…
　話しを聴いていた羽間会長の顔色が真っ青に血の気が引いて居た成る程ですか、とんだご迷惑をお掛けしました…。
　ですが…言い掛けるのを石井が止める…
武藤達が椅子を持ち運び用意しお茶を美伽と瞳が配り仁の両隣りに控え武藤達は、部屋の後方え控えた…。
　石井若頭、今回の一件はあくまでも、仁君の個人的な事は百も承知の上で右堂組が責任を取ると仁君が納得すれば…
　風も止まると親父ですかぁ～頷く石井と江田…。