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第43章 花盛り繚乱　序章

　神戸、仁の実家にて宮崎お連れ致しましたと座敷の襖を開き美伽、美鈴、三咲、茜の四人を華に引き合わせる…。
　座敷奥の座卓中央に鎮座する華、此方に遠慮はいらないわよさぁ～座卓の対面に手の平で招く華…。
　その表情は、極めて穏やかで優しいがその瞳は暖かい中に鋭さを持ち合わせ、全てを見透かす様な底深さを美伽達は感じた…。
　美伽を先頭に部屋の中に失礼致します…
華…どうぞ良く来て下さいました…うっ、崎さん仁は、ロリなの？
　ちょうど三咲がお辞儀をし、部屋に入った時だった…
はぁ？お母様は、ご冗談がお上手で！三咲は、胸を張り両手で豊かな乳房を持ち上げ立派な大人ですぅ～♪
　茜、ちょっとお母様に失礼でしょ変態女教師！
三咲、何よ拗らせメイドなJoy！
　茜、違いますメイド的な女医ですぅ～
宮崎…まぁまぁ～落ち着いてと困り顔の崎さん…
美鈴、ほら、お母様もビックリするでしょ騒がしくてすいません！
美伽…何仕切ろうとしてるのパンダ先輩、はい皆お座り！
美鈴…うっ、何よ先輩に向かってその言いぐさは？
　華…まぁまぁ～皆さん元気で、家の中がパッと明るくなるわね♪でっ皆さん本当に仁の彼女なのかしら？
　四人は、一斉に黙り込み顔を赤く染めお母様、彼女だなんて恥ずかしいですぅ…声を揃えると…四人が睨み合いグルルルッ！
　美伽、何よ顔を赤らめて彼女気取りしてるのよ！
美鈴…うっ～そっちこそ元彼女であって今は肉便女でしょ！
　言ったわねぇ～もぅ～許さないこの雌パンダ！
華…肉便女って！崎、どういう事かしら？
　黒澤、美伽ちゃん美鈴ちゃん！仮にも仁のお母さんの前だよ落ち着いてくれよぉ～
　三咲先生も、言ってくれってぇ…あゝ嗚呼～駄目だ！
茜、下着が荒縄の変態女教師が！
三咲、何よオタク拗らせ女医が！
　既に取っ組み合いに発展していた二人…
頭を抱える宮崎…無茶苦茶だよぉ～
　左京…仁、遅いぞ！
えっ！仁？四人は、何も無かった様に座卓前に並び座る…。
　華…成る程ねぇ…皆、想いは一つの様ね、何時からかしら？
美伽、はい私が一番長いです♪胸を張り自慢気に答える…。
茜、私だってそんなに変わらない二番目よ！
三咲、ほんの僅かの差で四番手！
美鈴…うっ、ちょっと悔しい六番目！
　華…アラッ三番目さんと五番目は？って…いったい何人なの？