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狂わされた果肉
第1章 プロローグ 誘い水
 美伽「それで蛭田の所に私に来いと?…魂胆がミエミエね‼」
 私は、悪寒を感じながらうつむき加減に思いふける冒頭でも少し触れたコンプレックスとは、胸の事だった大きい胸が気になってずっ~と2サイズ下のブラを使用し服は、大きめのダブついた服で身体のラインを隠してきたのだけど…最近特に納まりきらなくなってきていた…💧そこで、蛭田に目を付けられてしまった。

 柿田(俺もそう思ったんだが、違うみたいだ)
美伽(エッ!どういう事?)
 柿田(実は、後から鑑別所の女副所長から連絡があり美伽さんに話しと相談があるので、良ければこの近くのファミレスで会いたいと!)

 美伽(ほらやっぱりって思ったけどファミレスかぁ~仕方ない何れにしても、その女副所長に会うしかないよ…)

 早速3人でファミレスに出向きその女副所長さんと会って話しを聞く事に…
 その話しの内容は、今蛭田が何故この街に居るのか…実は蛭田は、東京の大学に通っているはずなのだが大学でも色々ヤラカシテいるらしいコンパで女の子に無理やり酒を飲ませ、キメセクレイプを何件も起こして事件に成りつつ有るとの事だった。
 だから父親も、尻拭いに必死で今回ばかりは、庇いきれないだろうと…
 そこに今回貴女の彼の件一応父親の顔を立てて、鑑別所に仁君を監禁している様に誤魔化しているとの事、逮捕状も無しに鑑別所送りとか有り得ないからいくら署長でもそんな事通る道理が有りませんので仁君の事は、心配いらないです多分連絡が無いのは、別の用事でしょう。

 私達は、その女副所長の話しを聞き胸を撫で下ろす。
では、相談とは?
 蛭田の事が事件化する迄の時間稼ぎして貰えないかと嫌な事をお願いするのは、心苦しいんだけど…
 蛭田は、鑑別所で監禁している彼の前で、美伽さんに酷い事をするつもりらしいけど…

 実際には、彼 仁君は居ないから具体的には、書類上の検査項目を作成するので美伽さんには、それを持って身体検査を貝見産婦人科で受けて欲しいの勿論 形式だけの検査だから心配無用よ、女医さんだし一応鑑別所も誰でも出入り自由じゃ無いからね!

 蛭田には、書類と検査結果を提出する迄は、勝手は出来ないと伝えていますから…無理なお願いだけど蛭田が捕まるか恐らく逃亡するのは、間違いないから其までの時間稼ぎと思ってと女副所長は、深々と頭を下げた…。
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