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第54章 外編　桂木 美琴 二等陸尉の恥極

　世の中に、こんな男が本当に存在するのかと心底感嘆する強だった…
　全く冗談にも程があるよなぁ～と呟きその場を離れると、大介と里中が「どうした、随分とサッパリとした顔だな！」

　強…まぁ～ね、俺も本気で頑張ろうかと思ったりしてね！
大介「ほぅ～あの強がねぇ～やる気を出すとはな♪」
　里中「まぁ～中坊にあんな物見せられたらな、負けてられないか俺達も同じ想いだけどな！」

　其から数日、仁は美琴の訓練に付き合う事にそれを機に美琴は、仁を師匠と呼ぶ様に成った訳だった…。

　桂木美琴の訓練修了後と共にPKO改正案を与党が強引に可決、国連下に属した平和維持活動軍のUCの名の元に紛争地域への同盟国支援活動に際して武装及び有事の攻撃が認可されたその第一陣、中隊長として桂木美琴二等陸尉が正式に就任約半年の間任務に就いた…。

　一部報道機関にも、美人幹部官として取り上げられ広告塔の責任もしっかり果たし結果を残した、美琴だが初日の挨拶前はガニ股姿に周囲の犬養長治、大介、強に如月彩音、里中三十三に迄、からかわれ注意を受けていた場面もしばしば…

　勿論、その理由に仁が関係していた事は言うまでも無い…。