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サディスティック・マリッジ
第5章 度を超えたセクハラ
風呂から上がり、身体を拭くのもそこそこに、琉は愛里咲を抱き上げベッドへと放る。

「きゃっ」

ドサッと倒れこむ愛里咲。その背中の傷が痛々しい。


「はぁっ…傷だらけの身体も堪んねぇ……」

何処か恍惚とした表情の琉が、愛里咲の背中に覆いかぶさりその傷を舐める。

「嫌ッ、痛いッ!」

そんなに深くはないとはいえ、まだ出血しているものもあるその傷を舐められる痛みに、愛里咲の身体がビクビクと跳ねた。

「ああっ、痛いっ、琉ちゃんっ、やめてぇっ」

涙を流しては身を捩じる愛里咲。その動きを封じるかのように回された琉の腕。その先の手は、愛里咲の胸を鷲掴んでいた。


「マジで堪んねぇ……」

愛里咲を仰向けにすると足を押し広げ、琉は愛里咲の中に乱暴に挿入した。

「ああっ、琉ちゃッ、あぁぁぁッ」

いきなりの乱暴な挿入。それなのに、愛里咲の身体に快感の波が駆け抜けた。


「誰がイッていいって言った?」

身体を震わせる愛里咲の首に、琉の手が伸びる。

「やっ、ごめんなさいッ」

また首を絞められるのが嫌で、愛里咲はとっさに手で首を庇う。

恐怖に震え涙する愛里咲に、まだ愛里咲の中にいる琉の欲情が爆発しそうになる。

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