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サディスティック・マリッジ
第6章 社内イジメ
ガンッ
閉まりかけたエレベーターのドアが誰かの手によって再び開かれる。
「ふーん、あの約束…もう忘れちゃったんですか?」
グッとドアを開けた琉は、中にいる塚本を睨む。
「わっ…忘れてはいない!偶然手が触れただけだ!」
塚本は慌てた様子で目を逸らした。
「……夏川くんは千葉くんと付き合っているのか?」
そう言った白取を、琉はじっと見つめる。
「─────…っ」
社内にファンクラブがあるというのも頷ける程の端正な琉の顔。女性のみならず男性すら惹きつけるその顔で、一番惹きつけられる強い眼差しの切れ長の目。
見つめられた白取は、顔を赤らめて俯いた。
「俺、子供の頃から気に入ったオモチャが一つあれば満足するタイプなんです。でも、俺以外がそのオモチャで遊ぶのは許せない」
琉の静かな物言いに、塚本も白取も魅入られたように琉を見つめていた。
ピンッ
エレベーターが部署のある階へと到着する。
「だから……俺のオモチャで遊ばないで下さいね?」
妖艶に微笑む琉に、2人はエレベーターから降りるのも忘れ、顔を赤らめたまま固まっていた。
閉まりかけたエレベーターのドアが誰かの手によって再び開かれる。
「ふーん、あの約束…もう忘れちゃったんですか?」
グッとドアを開けた琉は、中にいる塚本を睨む。
「わっ…忘れてはいない!偶然手が触れただけだ!」
塚本は慌てた様子で目を逸らした。
「……夏川くんは千葉くんと付き合っているのか?」
そう言った白取を、琉はじっと見つめる。
「─────…っ」
社内にファンクラブがあるというのも頷ける程の端正な琉の顔。女性のみならず男性すら惹きつけるその顔で、一番惹きつけられる強い眼差しの切れ長の目。
見つめられた白取は、顔を赤らめて俯いた。
「俺、子供の頃から気に入ったオモチャが一つあれば満足するタイプなんです。でも、俺以外がそのオモチャで遊ぶのは許せない」
琉の静かな物言いに、塚本も白取も魅入られたように琉を見つめていた。
ピンッ
エレベーターが部署のある階へと到着する。
「だから……俺のオモチャで遊ばないで下さいね?」
妖艶に微笑む琉に、2人はエレベーターから降りるのも忘れ、顔を赤らめたまま固まっていた。