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サディスティック・マリッジ
第7章 嫉妬狂い

「おい! 何をする⁈ 」
里中が慌てて、車を挟んで逆側にいる愛里咲に駆け寄ろうとした。
「きゃあ⁈ 」
だが、里中よりも一足早く、琉は愛里咲を肩に担ぎ上げる。
「なっ……おい!」
引き止めようとする里中を振り切って、愛里咲を担いだまま琉は歩き出す。
「ごっ、ごめんなさい! 大丈夫ですから」
愛里咲は里中に、なんとかそれだけ伝える。
その瞬間、グッと琉の手に力が入り、その手に掴まれている愛里咲の足が痛んだ。
「琉ちゃん! 自分で歩くから…」
「……………」
琉は何も言わず、何も答えず、愛里咲を担いだままズンズンと歩いて行く。
(相当怒ってる……)
逃げ出したいけれど、下手に抵抗してこれ以上怒らせる方が怖い。
愛里咲は、これから何をされるのか恐怖に震えた。
里中が慌てて、車を挟んで逆側にいる愛里咲に駆け寄ろうとした。
「きゃあ⁈ 」
だが、里中よりも一足早く、琉は愛里咲を肩に担ぎ上げる。
「なっ……おい!」
引き止めようとする里中を振り切って、愛里咲を担いだまま琉は歩き出す。
「ごっ、ごめんなさい! 大丈夫ですから」
愛里咲は里中に、なんとかそれだけ伝える。
その瞬間、グッと琉の手に力が入り、その手に掴まれている愛里咲の足が痛んだ。
「琉ちゃん! 自分で歩くから…」
「……………」
琉は何も言わず、何も答えず、愛里咲を担いだままズンズンと歩いて行く。
(相当怒ってる……)
逃げ出したいけれど、下手に抵抗してこれ以上怒らせる方が怖い。
愛里咲は、これから何をされるのか恐怖に震えた。

