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サディスティック・マリッジ
第9章 内緒の結婚生活
ガタンッ
ドアの方で大きな音がして、2人の身体がビクリと跳ねた。
見れば、給湯室の入り口で津川が呆然と立ち尽くしていた。
「……どういう事?」
「そーゆー事です」
震える声でそう聞く津川に、琉は愛里咲の腰を抱き平然と答えた。
琉から視線を逸らすことなく、ズルズルと座り込む津川。
「……大丈夫ですか?」
ため息混じりに歩み寄った琉が、津川の手を引いて立ち上がらせる。
その琉の手を、今度は津川が強く引いた。
「黙ってて欲しかったら、この女にしたのと同じキスして‼︎ 」
「……は?」
思案するように泳ぐ琉の瞳が、不安そうに半泣きになっている愛里咲の瞳を捉えた。
(津川さんとキスしたら愛里咲は泣くんだろうな)
そう思うと、琉の口元が意地悪く歪む。
「琉ちゃ…ッ⁈ 」
嫌な予感に愛里咲が口を開くと同時に、琉の唇は津川の唇に触れた。
琉の瞳は、津川ではなく、愛里咲を見つめている。
愛里咲は、目の前の2人の突然のキスに、目を逸らす事も、動く事も出来ないでいた。
愛里咲の反応を見て、琉は津川の唇を押し割り、口の中に舌を侵入させる。
「んふぅ〜」
津川の口から吐息が漏れる。
呆然と2人のキスを見つめる愛里咲。その目からは涙が溢れ出した。
琉は満足気に笑うと、音を立てて舌を絡め始める。
濃厚で上手なキスに、津川は腰と膝をガクガクさせて座り込んだ。
ドアの方で大きな音がして、2人の身体がビクリと跳ねた。
見れば、給湯室の入り口で津川が呆然と立ち尽くしていた。
「……どういう事?」
「そーゆー事です」
震える声でそう聞く津川に、琉は愛里咲の腰を抱き平然と答えた。
琉から視線を逸らすことなく、ズルズルと座り込む津川。
「……大丈夫ですか?」
ため息混じりに歩み寄った琉が、津川の手を引いて立ち上がらせる。
その琉の手を、今度は津川が強く引いた。
「黙ってて欲しかったら、この女にしたのと同じキスして‼︎ 」
「……は?」
思案するように泳ぐ琉の瞳が、不安そうに半泣きになっている愛里咲の瞳を捉えた。
(津川さんとキスしたら愛里咲は泣くんだろうな)
そう思うと、琉の口元が意地悪く歪む。
「琉ちゃ…ッ⁈ 」
嫌な予感に愛里咲が口を開くと同時に、琉の唇は津川の唇に触れた。
琉の瞳は、津川ではなく、愛里咲を見つめている。
愛里咲は、目の前の2人の突然のキスに、目を逸らす事も、動く事も出来ないでいた。
愛里咲の反応を見て、琉は津川の唇を押し割り、口の中に舌を侵入させる。
「んふぅ〜」
津川の口から吐息が漏れる。
呆然と2人のキスを見つめる愛里咲。その目からは涙が溢れ出した。
琉は満足気に笑うと、音を立てて舌を絡め始める。
濃厚で上手なキスに、津川は腰と膝をガクガクさせて座り込んだ。