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サディスティック・マリッジ
第9章 内緒の結婚生活
「何してきたか…じゃないか、何されてきたか…だな」
「え? 何かされたの⁈ 」
愛里咲は琉の腕の中でグルリと身体を翻し、琉と向かい合った。
「やたら張り付いてくるし、やたら触ってくるし、俺、結構貞操の危機だった」
愛里咲の表情がどんどん曇り、琉の顔はどんどん楽しげになっていく。
「あのおばさんの欲求不満ヤバイだろ。ホテル連れ込まれた」
「ホテル⁈ 」
ギュッ
勢い良く顔を上げ、愛里咲は琉のワイシャツの胸元を握り締めた。
「……行ったの? …ホテルに…っ…?」
言いながら、愛里咲の瞳には溢れんばかりの涙が溜まっていった。
「行ったよ。連れ込まれた」
「……っ……」
零れ出した愛里咲の涙を琉の指が優しく掬う。
「……したの……?」
愛里咲は俯き、消え入りそうな声で言った。
「何を?」
琉は愛里咲の頬を挟み、グッと顔を持ち上げる。
「─────…っ…」
琉の楽しそうな顔を見て、愛里咲は切なげに瞳を揺らす。
「部屋の中の酒めちゃくちゃ飲まして、潰して帰ってきた」
「え? 何かされたの⁈ 」
愛里咲は琉の腕の中でグルリと身体を翻し、琉と向かい合った。
「やたら張り付いてくるし、やたら触ってくるし、俺、結構貞操の危機だった」
愛里咲の表情がどんどん曇り、琉の顔はどんどん楽しげになっていく。
「あのおばさんの欲求不満ヤバイだろ。ホテル連れ込まれた」
「ホテル⁈ 」
ギュッ
勢い良く顔を上げ、愛里咲は琉のワイシャツの胸元を握り締めた。
「……行ったの? …ホテルに…っ…?」
言いながら、愛里咲の瞳には溢れんばかりの涙が溜まっていった。
「行ったよ。連れ込まれた」
「……っ……」
零れ出した愛里咲の涙を琉の指が優しく掬う。
「……したの……?」
愛里咲は俯き、消え入りそうな声で言った。
「何を?」
琉は愛里咲の頬を挟み、グッと顔を持ち上げる。
「─────…っ…」
琉の楽しそうな顔を見て、愛里咲は切なげに瞳を揺らす。
「部屋の中の酒めちゃくちゃ飲まして、潰して帰ってきた」