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サディスティック・マリッジ
第9章 内緒の結婚生活
「やだ…私だけがいい…っ…」
堪らず、愛里咲は琉に抱き着いた。
勢い任せに、琉の唇に自らの唇を重ねる。
その後で、自らの大胆な行動に、愛里咲は恥ずかしくなった。
唇を重ねたまま、どちらも固まったように動かない。
特に拒否する訳でもなく、その先をするでもない琉。
愛里咲は、薄く開いた琉の口の中に、恐る恐る舌を挿し入れた。
「………」
愛里咲は自らの舌を琉の舌に絡みつける。
すると、反応するでも抵抗するでもなかった琉の手が、愛里咲の首から下げたマリッジリングにそっと触れた。
「…!…」
チェーンから外したリングを、琉は愛里咲の左手薬指へとはめる。
「琉ちゃん……」
唇を離した愛里咲が、琉のTシャツの首元から覗くチェーンを引いた。
愛里咲が琉を縛れる唯一のもの…
チェーンからリングを外し、琉の左手薬指にはめる。
「…津川さんの前で着けてたら…きっと諦めてくれるよ……」
「……あのおばさんの事だから、逆上するんじゃねぇの?」
「……じゃあっ…なんで……っ‼︎ 」
何で琉ちゃんは津川さんにキスしたの?
そう聞きたいのに、返ってくる意地悪な答えを聞きたくなくて、愛里咲は黙り込んだ。
堪らず、愛里咲は琉に抱き着いた。
勢い任せに、琉の唇に自らの唇を重ねる。
その後で、自らの大胆な行動に、愛里咲は恥ずかしくなった。
唇を重ねたまま、どちらも固まったように動かない。
特に拒否する訳でもなく、その先をするでもない琉。
愛里咲は、薄く開いた琉の口の中に、恐る恐る舌を挿し入れた。
「………」
愛里咲は自らの舌を琉の舌に絡みつける。
すると、反応するでも抵抗するでもなかった琉の手が、愛里咲の首から下げたマリッジリングにそっと触れた。
「…!…」
チェーンから外したリングを、琉は愛里咲の左手薬指へとはめる。
「琉ちゃん……」
唇を離した愛里咲が、琉のTシャツの首元から覗くチェーンを引いた。
愛里咲が琉を縛れる唯一のもの…
チェーンからリングを外し、琉の左手薬指にはめる。
「…津川さんの前で着けてたら…きっと諦めてくれるよ……」
「……あのおばさんの事だから、逆上するんじゃねぇの?」
「……じゃあっ…なんで……っ‼︎ 」
何で琉ちゃんは津川さんにキスしたの?
そう聞きたいのに、返ってくる意地悪な答えを聞きたくなくて、愛里咲は黙り込んだ。