この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
サディスティック・マリッジ
第10章 お局様ご乱心
「お昼一緒に食べない?」

女子社員2人に、突然ランチに誘われた愛里咲。
いつも津川の周りに張り付いている伊藤と神谷だ。

「あっ…あの、私お弁当なので」

資料室で食べた方が気楽だし…と断ろうとする愛里咲。

「じゃあ社食行こう」

2人に引き摺られるように、愛里咲も社員食堂へと連れてこられた。


「琉くぅん、ほら、あ〜ん」

琉の横を陣取る津川の甘えた声が食堂に響く。
ほとんど全員がその姿を口をポカンと開けて眺めていた。

「琉くぅん、ほら、口開けて?」

琉の片腕に抱き着き、もう片方の手でスプーンに乗せたご飯を琉の口に近づけている津川。

ブンブンと首を横に振る琉は笑顔が引き攣り、逃げようとする佐藤の腕を引っ張り助けを求めていた。


「あんもうっ、琉くんの照れ屋さんっ。ほら、マカロニ……ん───っ」

マカロニを口に挟み、その口を琉の口へ向けて突き出す津川。

ガタガタッ
津川を振り払い、慌てた様子で立ち上がった琉。


「佐藤さん! 頼まれてたコーヒー、買ってきます‼︎ 」

そう言って走り出した琉。

「おおおお俺も!」

つられて飛び上がるように立った佐藤も、琉の後を慌てて追いかけて行った。

「あ〜ん、待ってぇ〜」

ピンヒールを手に持ち、ミニスカートが捲れ上がるのも気にせず、津川は2人を追いかけて食堂を出て行った。
/388ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ