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サディスティック・マリッジ
第10章 お局様ご乱心
「お昼一緒に食べない?」
女子社員2人に、突然ランチに誘われた愛里咲。
いつも津川の周りに張り付いている伊藤と神谷だ。
「あっ…あの、私お弁当なので」
資料室で食べた方が気楽だし…と断ろうとする愛里咲。
「じゃあ社食行こう」
2人に引き摺られるように、愛里咲も社員食堂へと連れてこられた。
「琉くぅん、ほら、あ〜ん」
琉の横を陣取る津川の甘えた声が食堂に響く。
ほとんど全員がその姿を口をポカンと開けて眺めていた。
「琉くぅん、ほら、口開けて?」
琉の片腕に抱き着き、もう片方の手でスプーンに乗せたご飯を琉の口に近づけている津川。
ブンブンと首を横に振る琉は笑顔が引き攣り、逃げようとする佐藤の腕を引っ張り助けを求めていた。
「あんもうっ、琉くんの照れ屋さんっ。ほら、マカロニ……ん───っ」
マカロニを口に挟み、その口を琉の口へ向けて突き出す津川。
ガタガタッ
津川を振り払い、慌てた様子で立ち上がった琉。
「佐藤さん! 頼まれてたコーヒー、買ってきます‼︎ 」
そう言って走り出した琉。
「おおおお俺も!」
つられて飛び上がるように立った佐藤も、琉の後を慌てて追いかけて行った。
「あ〜ん、待ってぇ〜」
ピンヒールを手に持ち、ミニスカートが捲れ上がるのも気にせず、津川は2人を追いかけて食堂を出て行った。
女子社員2人に、突然ランチに誘われた愛里咲。
いつも津川の周りに張り付いている伊藤と神谷だ。
「あっ…あの、私お弁当なので」
資料室で食べた方が気楽だし…と断ろうとする愛里咲。
「じゃあ社食行こう」
2人に引き摺られるように、愛里咲も社員食堂へと連れてこられた。
「琉くぅん、ほら、あ〜ん」
琉の横を陣取る津川の甘えた声が食堂に響く。
ほとんど全員がその姿を口をポカンと開けて眺めていた。
「琉くぅん、ほら、口開けて?」
琉の片腕に抱き着き、もう片方の手でスプーンに乗せたご飯を琉の口に近づけている津川。
ブンブンと首を横に振る琉は笑顔が引き攣り、逃げようとする佐藤の腕を引っ張り助けを求めていた。
「あんもうっ、琉くんの照れ屋さんっ。ほら、マカロニ……ん───っ」
マカロニを口に挟み、その口を琉の口へ向けて突き出す津川。
ガタガタッ
津川を振り払い、慌てた様子で立ち上がった琉。
「佐藤さん! 頼まれてたコーヒー、買ってきます‼︎ 」
そう言って走り出した琉。
「おおおお俺も!」
つられて飛び上がるように立った佐藤も、琉の後を慌てて追いかけて行った。
「あ〜ん、待ってぇ〜」
ピンヒールを手に持ち、ミニスカートが捲れ上がるのも気にせず、津川は2人を追いかけて食堂を出て行った。