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サディスティック・マリッジ
第11章 入籍宣言
そこから話はおかしな方向にずれて行き、しばらく琉と上層部で縛り談議が繰り広げられる。
(何か…話の流れがおかしい……)
縛り方がどうだとか、紐の種類はこうだとか、未知の世界の話に、困り果てた愛里咲は町田に目線を送る。
愛里咲の目線に気付いた町田もまた、愛里咲に困り果てた目線を送り返した。
「あ…あの〜」
おずおずと愛里咲が声を掛ける。
興奮した笑顔の上層部の面々と、副社長にかなり気に入られたのか肩を抱かれた琉が、一斉に愛里咲を振り返る。
(ひぇっ…)
全員からの注目を浴び、愛里咲の顔が引き攣って固まる。
─────ゴホンっ…
本来の目的を思い出したように咳払いをした社長が口を開いた。
「縛ったのはやり過ぎかもしれないが、津川くんからのストレスも相当だったのだろうなぁ。君たちのお咎めはなしだ」
(何か…話の流れがおかしい……)
縛り方がどうだとか、紐の種類はこうだとか、未知の世界の話に、困り果てた愛里咲は町田に目線を送る。
愛里咲の目線に気付いた町田もまた、愛里咲に困り果てた目線を送り返した。
「あ…あの〜」
おずおずと愛里咲が声を掛ける。
興奮した笑顔の上層部の面々と、副社長にかなり気に入られたのか肩を抱かれた琉が、一斉に愛里咲を振り返る。
(ひぇっ…)
全員からの注目を浴び、愛里咲の顔が引き攣って固まる。
─────ゴホンっ…
本来の目的を思い出したように咳払いをした社長が口を開いた。
「縛ったのはやり過ぎかもしれないが、津川くんからのストレスも相当だったのだろうなぁ。君たちのお咎めはなしだ」