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サディスティック・マリッジ
第11章 入籍宣言
津川はしばらく休職するらしい。
社内はその話で持ちきりだ。
「琉〜、大変だったなぁ」
「夏川くんは全然悪くないよ! 元気出してね!」
今までの津川から琉へのセクハラを知っている皆は、琉に同情的だ、
(でも…津川さんだけが悪く言われるのは違う気がする…)
一人資料室でお弁当を広げる愛里咲。
責任の一端は自分にもあるような気がして、なんだか腑に落ちないでいた。
「……昼休み終わるぞ?」
いつの間にか目の前に座っていた琉に声を掛けられ、愛里咲はハッと我に返った。
「いつもボーっとしてるから、顔が垂れ下がってきてるぞ?」
「え? 嘘っ⁉︎」
愛里咲は慌てて両手で両頬の肉を持ち上げる。
「ぶっ…」
噴き出す琉。
(もう! またからかわれた)
愛里咲は頬を膨らめ軽く琉を睨む。
社内はその話で持ちきりだ。
「琉〜、大変だったなぁ」
「夏川くんは全然悪くないよ! 元気出してね!」
今までの津川から琉へのセクハラを知っている皆は、琉に同情的だ、
(でも…津川さんだけが悪く言われるのは違う気がする…)
一人資料室でお弁当を広げる愛里咲。
責任の一端は自分にもあるような気がして、なんだか腑に落ちないでいた。
「……昼休み終わるぞ?」
いつの間にか目の前に座っていた琉に声を掛けられ、愛里咲はハッと我に返った。
「いつもボーっとしてるから、顔が垂れ下がってきてるぞ?」
「え? 嘘っ⁉︎」
愛里咲は慌てて両手で両頬の肉を持ち上げる。
「ぶっ…」
噴き出す琉。
(もう! またからかわれた)
愛里咲は頬を膨らめ軽く琉を睨む。