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サディスティック・マリッジ
第11章 入籍宣言
気付けば、またボーッと琉を見つめていた。
「何?」
琉が愛里咲のお弁当を突つきながら聞く。
「…津川さん…なんか可哀想……」
そう呟いた愛里咲を一瞥し、琉は盛大にため息をつく。
「お前、本物のバカだな」
琉はそう言うとそのまま何もせずに資料室を出て行った。
(バカ…かぁ……)
今回に関しては、琉が被害者なのだから琉にあんな言葉は言ってはいけなかったのかもしれない。
(それでも、津川さんをあそこまで煽ったのは…あの時のキス…だよね……)
いつか津川に目撃された、給湯室での琉とのキス。
あれ以来、津川の琉に対するセクハラがエスカレートしたのは事実だ。
愛里咲は1人、大きくため息を吐いた。
「何?」
琉が愛里咲のお弁当を突つきながら聞く。
「…津川さん…なんか可哀想……」
そう呟いた愛里咲を一瞥し、琉は盛大にため息をつく。
「お前、本物のバカだな」
琉はそう言うとそのまま何もせずに資料室を出て行った。
(バカ…かぁ……)
今回に関しては、琉が被害者なのだから琉にあんな言葉は言ってはいけなかったのかもしれない。
(それでも、津川さんをあそこまで煽ったのは…あの時のキス…だよね……)
いつか津川に目撃された、給湯室での琉とのキス。
あれ以来、津川の琉に対するセクハラがエスカレートしたのは事実だ。
愛里咲は1人、大きくため息を吐いた。