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サディスティック・マリッジ
第11章 入籍宣言
誰もいなくなったオフィスに、愛里咲のキーボードを叩く音が響いていた。
「お、頑張ってるな?」
突然掛けられた声に、愛里咲は驚いて顔を上げる。
「町田部長⁉︎」
「腹減っただろ?」
町田がコンビニのおにぎりがいくつか入った袋を愛里咲に渡す。
「ありがとうございます」
時計を見ると、あれから2時間が経っていた。
「よし、俺も手伝うか?」
「ありがとうございます! でも、これで終わりなので大丈夫です」
「そうか。じゃあ頑張れよ。お疲れさん!」
愛里咲の笑顔に安心した町田は、愛里咲の肩ポンとを叩き帰って行った。
町田から貰ったおにぎりをかじりながら、黙々と仕事を続ける愛里咲。
「あれ?」
今度は聞き慣れた声がして、愛里咲はまた顔を上げた。
「琉ちゃん…」
ドカッと愛里咲の横の席に腰を下ろした琉。
「珍しく飯食ってんじゃん?」
「あ…町田部長が買ってきてくれたの」
愛里咲の言葉に、
「ふーん」
と面白くなさそうに返事する琉。
(う…不機嫌オーラが…)
愛里咲はまた、嫌な予感がしていた。
「お、頑張ってるな?」
突然掛けられた声に、愛里咲は驚いて顔を上げる。
「町田部長⁉︎」
「腹減っただろ?」
町田がコンビニのおにぎりがいくつか入った袋を愛里咲に渡す。
「ありがとうございます」
時計を見ると、あれから2時間が経っていた。
「よし、俺も手伝うか?」
「ありがとうございます! でも、これで終わりなので大丈夫です」
「そうか。じゃあ頑張れよ。お疲れさん!」
愛里咲の笑顔に安心した町田は、愛里咲の肩ポンとを叩き帰って行った。
町田から貰ったおにぎりをかじりながら、黙々と仕事を続ける愛里咲。
「あれ?」
今度は聞き慣れた声がして、愛里咲はまた顔を上げた。
「琉ちゃん…」
ドカッと愛里咲の横の席に腰を下ろした琉。
「珍しく飯食ってんじゃん?」
「あ…町田部長が買ってきてくれたの」
愛里咲の言葉に、
「ふーん」
と面白くなさそうに返事する琉。
(う…不機嫌オーラが…)
愛里咲はまた、嫌な予感がしていた。