この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
サディスティック・マリッジ
第11章 入籍宣言
誰もいなくなったオフィスに、愛里咲のキーボードを叩く音が響いていた。

「お、頑張ってるな?」

突然掛けられた声に、愛里咲は驚いて顔を上げる。

「町田部長⁉︎」

「腹減っただろ?」

町田がコンビニのおにぎりがいくつか入った袋を愛里咲に渡す。

「ありがとうございます」

時計を見ると、あれから2時間が経っていた。

「よし、俺も手伝うか?」

「ありがとうございます! でも、これで終わりなので大丈夫です」

「そうか。じゃあ頑張れよ。お疲れさん!」

愛里咲の笑顔に安心した町田は、愛里咲の肩ポンとを叩き帰って行った。


町田から貰ったおにぎりをかじりながら、黙々と仕事を続ける愛里咲。

「あれ?」

今度は聞き慣れた声がして、愛里咲はまた顔を上げた。

「琉ちゃん…」

ドカッと愛里咲の横の席に腰を下ろした琉。

「珍しく飯食ってんじゃん?」

「あ…町田部長が買ってきてくれたの」

愛里咲の言葉に、

「ふーん」

と面白くなさそうに返事する琉。

(う…不機嫌オーラが…)

愛里咲はまた、嫌な予感がしていた。
/388ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ