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サディスティック・マリッジ
第11章 入籍宣言
「ここ玄関だぞ? 愛里咲の背中には外と繋がってるドア。デカイ声出したら外に聞こえるからな」

楽しそうな笑みを浮かべてそう言うと、琉は愛里咲の蜜口へ自身の熱を押し込んだ。


「んッ、んンッ‼︎ 」

蜜口が押し広げられ身体の真ん中を貫かれる圧迫感に、愛里咲の踵が浮き上がる。

両手で口を押さえ、必死に声を殺すと代わりに涙が溢れてきた。


「はッ…愛里咲……」

愛里咲の泣き顔に、堪らず琉は一気に奥を目指す。

「んッ、だめッ、んンッ」

涙をボロボロ流し、首を横に振る愛里咲。

浮き上がりかける愛里咲の身体を、琉が腰を抱き寄せ玄関ドアに押し付けた。

「ひゃっ⁈ 」

冷たいドアに押し付けられ、愛里咲は小さく悲鳴を上げた。


愛里咲の左手薬指のリングをなぞるように、琉は右手を絡める。

そのまま、琉は愛里咲をゆっくり突き上げ始めた。

「んッ…っ…んンッ」

確実に愛里咲の感じる所を突いてくる。

声を抑えているせいか、いつもより神経が敏感になる。

抑えきれない声と快楽に、愛里咲は自分の手首を咥えた。


(俺の事煽ってんのかよ)
奥へと引き摺り込まれそうになる愛里咲の中で、琉の欲情が激しく暴れる。

「んンッ、イッ、あッンぁぁぁ」

堪えきれない声を漏らして、愛里咲は呆気なく絶頂を迎えた。

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