この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
サディスティック・マリッジ
第2章 これって浮気⁈
パシッと乾いた小さな音が響いた。
琉が後ろ手で津川の手を払ったようだった。
「ごめんねっ! 夏川くんのお尻があまりにも可愛くてっ」
どうやら津川が琉のお尻を触っていたようだ。
琉に向かって手を合わせ、小さく舌を出しながら謝る津川。
津川の琉へのボディタッチはかなり度を超えていた。
それでも外面のいい琉は、やんわりとしか抵抗出来ずにいる。
津川に背を向けた琉と、その様子をこっそり覗いていた愛里咲の視線がぶつかる。
琉に睨まれながら、愛里咲は琉に無理矢理奪われた数日前の夜を思い出していた。
オフィスだという事も忘れるくらい激しく求めあったあの後、琉は愛里咲にこう言った。
”今日からまた、お前は俺のオモチャ決定だからな?”
悪魔の微笑みに、背筋が凍った。
(自分が津川さんのオモチャだからって、私までオモチャにされてたまるかっ!)
愛里咲は琉に向かい、両目の下瞼を引き下げ思い切り舌を出してあかんべをする。
眉間に皺を寄せた琉の顔が怖くて、パッと書類の陰に隠れると愛里咲は忙しそうにパソコンに向かった。
琉が後ろ手で津川の手を払ったようだった。
「ごめんねっ! 夏川くんのお尻があまりにも可愛くてっ」
どうやら津川が琉のお尻を触っていたようだ。
琉に向かって手を合わせ、小さく舌を出しながら謝る津川。
津川の琉へのボディタッチはかなり度を超えていた。
それでも外面のいい琉は、やんわりとしか抵抗出来ずにいる。
津川に背を向けた琉と、その様子をこっそり覗いていた愛里咲の視線がぶつかる。
琉に睨まれながら、愛里咲は琉に無理矢理奪われた数日前の夜を思い出していた。
オフィスだという事も忘れるくらい激しく求めあったあの後、琉は愛里咲にこう言った。
”今日からまた、お前は俺のオモチャ決定だからな?”
悪魔の微笑みに、背筋が凍った。
(自分が津川さんのオモチャだからって、私までオモチャにされてたまるかっ!)
愛里咲は琉に向かい、両目の下瞼を引き下げ思い切り舌を出してあかんべをする。
眉間に皺を寄せた琉の顔が怖くて、パッと書類の陰に隠れると愛里咲は忙しそうにパソコンに向かった。