この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
サディスティック・マリッジ
第12章 副社長からの結婚祝い
午後、商談の為に里中が来社した。
佐藤と琉がその担当だ。
(どこかで……?)
来客室に通された里中は、向かいの席に座る琉の顔を見てしばらく思案する。
「─────あの時の…⁉︎ 」
里中は、愛里咲を食事に誘ったあの日の事を思い出す。
食事の後、愛里咲を車から引きずり降ろし連れ去った男……。
(どこかで見た顔だと思っていたが、まさか愛里咲の会社の人間だったとは‼︎ )
「その節はどうも」
里中の視線に気付き、琉は得意の営業スマイルを返した。
「その節? どの節?」
琉の隣の佐藤が、里中と琉を交互に見比べている。
「”その”節です。ね? 里中さん?」
意味深に笑う琉に、佐藤はますます怪訝な顔をし、里中は周りを憚らずに琉を睨んだ。
佐藤と琉がその担当だ。
(どこかで……?)
来客室に通された里中は、向かいの席に座る琉の顔を見てしばらく思案する。
「─────あの時の…⁉︎ 」
里中は、愛里咲を食事に誘ったあの日の事を思い出す。
食事の後、愛里咲を車から引きずり降ろし連れ去った男……。
(どこかで見た顔だと思っていたが、まさか愛里咲の会社の人間だったとは‼︎ )
「その節はどうも」
里中の視線に気付き、琉は得意の営業スマイルを返した。
「その節? どの節?」
琉の隣の佐藤が、里中と琉を交互に見比べている。
「”その”節です。ね? 里中さん?」
意味深に笑う琉に、佐藤はますます怪訝な顔をし、里中は周りを憚らずに琉を睨んだ。