この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
サディスティック・マリッジ
第12章 副社長からの結婚祝い
─────愛里咲とどういう関係なんだ⁈
時も場所も忘れ、琉に詰め寄ろうとした里中。
そこへ…
「失礼します」
愛里咲がお茶出しに入ってきた。
我に返った里中が、小さく息を吐いて姿勢を正す。
愛里咲がテーブルの上に人数分のお茶を出していく。
「……!」
その仕草をじっと見つめていた里中は、小さく息を飲んだ。
(左手…薬指…っ…まさかっ⁈ )
愛里咲の左手の薬指にはめられたリング。
ふと見ると、机の上の琉の左手の薬指にも同じリングがはめられている。
「……!……」
里中の視線に気付き、挑発的な笑みを浮かべる琉。
「……っ……」
苦々しげに琉を睨む里中。
口元を緩めながらも、琉は里中を睨み返す。
愛里咲の退室した来客室内。
佐藤と里中の同僚が商談を進める中、里中と琉はしばらく睨み合っていた。
時も場所も忘れ、琉に詰め寄ろうとした里中。
そこへ…
「失礼します」
愛里咲がお茶出しに入ってきた。
我に返った里中が、小さく息を吐いて姿勢を正す。
愛里咲がテーブルの上に人数分のお茶を出していく。
「……!」
その仕草をじっと見つめていた里中は、小さく息を飲んだ。
(左手…薬指…っ…まさかっ⁈ )
愛里咲の左手の薬指にはめられたリング。
ふと見ると、机の上の琉の左手の薬指にも同じリングがはめられている。
「……!……」
里中の視線に気付き、挑発的な笑みを浮かべる琉。
「……っ……」
苦々しげに琉を睨む里中。
口元を緩めながらも、琉は里中を睨み返す。
愛里咲の退室した来客室内。
佐藤と里中の同僚が商談を進める中、里中と琉はしばらく睨み合っていた。