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サディスティック・マリッジ
第3章 彼氏の前で
「定時になんか終われないんだから仕方ないじゃん……」
ボソっと呟き、何となく通りの向こうを見ると…
「─────…央汰?」
愛里咲より若そうな女の子と、肩を組みながらイチャイチャと楽しそうに歩いている若い男。
見覚えのある服装、特徴ある歩き方……間違いなく、愛里咲の彼氏の央汰だ。
「……誰?」
琉も気付いたようで、愛里咲の見つめる方向を見ている。
「彼氏……」
「女といるじゃん?」
「うん…」
「追いかけねぇの?」
首を横に振りかけた愛里咲の腕を、琉が引っ張りながら歩き出す。
「ちょっと、琉ちゃん⁈ 」
琉は物凄い力で引っ張るから、愛里咲は転ばないように必死に着いていった。
ボソっと呟き、何となく通りの向こうを見ると…
「─────…央汰?」
愛里咲より若そうな女の子と、肩を組みながらイチャイチャと楽しそうに歩いている若い男。
見覚えのある服装、特徴ある歩き方……間違いなく、愛里咲の彼氏の央汰だ。
「……誰?」
琉も気付いたようで、愛里咲の見つめる方向を見ている。
「彼氏……」
「女といるじゃん?」
「うん…」
「追いかけねぇの?」
首を横に振りかけた愛里咲の腕を、琉が引っ張りながら歩き出す。
「ちょっと、琉ちゃん⁈ 」
琉は物凄い力で引っ張るから、愛里咲は転ばないように必死に着いていった。