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サディスティック・マリッジ
第3章 彼氏の前で
視覚を奪われると、他の感覚が研ぎ澄まされると聞く。
今の愛里咲はまさにその状態だ。

タオルで目隠しをされ、更にはロープで両手を縛り上げられ、寝室のベッドに寝かされている。

身体はいつも以上に敏感になり、琉の息が掛かるだけで大きく身体を揺らした。


琉の指が、愛里咲の脇腹をゆっくりと伝う。

「あッ、んッ、琉ちゃんっ⁉︎」

「何感じてんの? 指で脇触っただけじゃん?」

「んッ、やァッ」

喘ぎ続ける愛里咲の口元から液体が零れ落ちた。


「愛里咲、よだれ垂らしてる」

琉の舌が愛里咲のよだれを拭った。

「ふぁっ、ああっ‼︎」

それだけで愛里咲の身体は絶頂の悦びに震えた。


「や〜らしッ、よだれ舐められてイッてやんの」

琉の楽しそうな笑い声が聞こえる。

目隠しされていても、愛里咲には琉のいつもの意地悪な顔が見えるようだった。


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