この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
サディスティック・マリッジ
第5章 度を超えたセクハラ
「いやぁっ‼︎」
愛里咲が悲鳴を上げるのとほぼ同時に、
ぐいっ
琉が塚本の身体を起こし、琉の先輩の佐藤が白取の手から愛里咲を解放した。
「部長、やり過ぎです」
不機嫌な琉の声。瞳の奥に怒りが見え隠れする。
「…チッ……冗談が過ぎたな、すまんすまん」
小さく舌打ちした塚本は、慌てて嘘臭い笑顔を向ける。
「大丈夫?」
佐藤が愛里咲におしぼりを渡してくれる。
「部長、酔うとスケベ丸出しになるから」
近くにいた少し年上の男性社員が冗談ぼく言う。
(この前は酔ってなかったと思うけど……)
会議室でのセクハラは、塚本も白取もシラフだったはずだ。
「あーあ、興醒め」
お局津川が大きな声を上げた。
「たかだか酒の席でのセクハラまがいに、本気で怒るなよ」
津川の言葉に、伊藤、神谷、荒木の取り巻きトリオが同調する。
そして、
「帰れッ」
伊藤が叫ぶと、津川と他2人も笑いながら
「帰れー!帰れッ」
と、愛里咲に帰れコールを送り始めた。
愛里咲が悲鳴を上げるのとほぼ同時に、
ぐいっ
琉が塚本の身体を起こし、琉の先輩の佐藤が白取の手から愛里咲を解放した。
「部長、やり過ぎです」
不機嫌な琉の声。瞳の奥に怒りが見え隠れする。
「…チッ……冗談が過ぎたな、すまんすまん」
小さく舌打ちした塚本は、慌てて嘘臭い笑顔を向ける。
「大丈夫?」
佐藤が愛里咲におしぼりを渡してくれる。
「部長、酔うとスケベ丸出しになるから」
近くにいた少し年上の男性社員が冗談ぼく言う。
(この前は酔ってなかったと思うけど……)
会議室でのセクハラは、塚本も白取もシラフだったはずだ。
「あーあ、興醒め」
お局津川が大きな声を上げた。
「たかだか酒の席でのセクハラまがいに、本気で怒るなよ」
津川の言葉に、伊藤、神谷、荒木の取り巻きトリオが同調する。
そして、
「帰れッ」
伊藤が叫ぶと、津川と他2人も笑いながら
「帰れー!帰れッ」
と、愛里咲に帰れコールを送り始めた。