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サディスティック・マリッジ
第5章 度を超えたセクハラ
「じゃあ、お言葉に甘えてお先に失礼させて戴きます」
津川たちからの帰れコールに乗じて、愛里咲は立ち上がる。
チラリと琉を見れば、不機嫌そうに目を逸らされた。
(スカート濡れちゃったし、なんかもうここにいるの嫌だし、ホントに帰ろ)
愛里咲はトボトボと店の外に出る。
「おーい、タクシー」
誰かが近くでタクシーを停めた。
「さぁ、行くぞ」
ガシッと誰かに肩を掴まれ、強引にタクシーの中へと連れ込まれる。
「─────え?」
ドアが閉められた車内。
愛里咲の両脇には、塚本と白取がいた。
(なっ…何この状況っ⁉︎ 限りなくヤバイ気がする……)
愛里咲の腕を両脇から掴む2人に、愛里咲の身体の血が引いていく。
「行き先は?」
タクシー運転手が聞く。
「一番近いホテルまで」
塚本が平然と答え、タクシーが走り出す。
「何言ってるんですか⁈ 嫌です! 降ろして!」
愛里咲は掴まれている両腕を抜こうと必死にもがく。
「静かにしろ、迷惑だろ」
白取は最もらしい事を言うが、貞操の危機にそんな事は構っていられない。愛里咲は身を捩って暴れた。
「嫌! 運転手さん、止めて! 降ろして‼︎ 」
涙をいつぱいに浮かべた瞳で、ルームミラー越しに運転手へと懇願する。
「んぐッ」
白取の手が愛里咲の口を塞いだ。
(もうダメだ……)
愛里咲の目からは、絶望の涙が零れ落ちた。
津川たちからの帰れコールに乗じて、愛里咲は立ち上がる。
チラリと琉を見れば、不機嫌そうに目を逸らされた。
(スカート濡れちゃったし、なんかもうここにいるの嫌だし、ホントに帰ろ)
愛里咲はトボトボと店の外に出る。
「おーい、タクシー」
誰かが近くでタクシーを停めた。
「さぁ、行くぞ」
ガシッと誰かに肩を掴まれ、強引にタクシーの中へと連れ込まれる。
「─────え?」
ドアが閉められた車内。
愛里咲の両脇には、塚本と白取がいた。
(なっ…何この状況っ⁉︎ 限りなくヤバイ気がする……)
愛里咲の腕を両脇から掴む2人に、愛里咲の身体の血が引いていく。
「行き先は?」
タクシー運転手が聞く。
「一番近いホテルまで」
塚本が平然と答え、タクシーが走り出す。
「何言ってるんですか⁈ 嫌です! 降ろして!」
愛里咲は掴まれている両腕を抜こうと必死にもがく。
「静かにしろ、迷惑だろ」
白取は最もらしい事を言うが、貞操の危機にそんな事は構っていられない。愛里咲は身を捩って暴れた。
「嫌! 運転手さん、止めて! 降ろして‼︎ 」
涙をいつぱいに浮かべた瞳で、ルームミラー越しに運転手へと懇願する。
「んぐッ」
白取の手が愛里咲の口を塞いだ。
(もうダメだ……)
愛里咲の目からは、絶望の涙が零れ落ちた。