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爪先からムスク、指先からフィトンチッド
第21章 涼介のミントガーデン
 環の身体が落ち着くまで涼介は優しく身体中を撫で、キスをする。
平常に戻った呼吸で「あなたのそこはすごく大きいけど平気なの?」と率直に尋ねる。

「ん? そろそろ我慢の限界」

 涼介は笑うが、目は真剣だった。硬く膨張したそこへ涼介はローションを塗ろうと瓶を取る。

「私が塗りたいわ」

 起き上がって環は瓶からローションを涼介がしたように口に含み、そしてそのままエレクトしたそこへ口づけ、含んだ。

「うっ――ああ、きもち、いいよ」

 涼介はのけぞり太陽を拝む。反らせた背中を戻し、環の頬をそっと持ち口淫をやめさせる。

「抱いていいかな?」

 環はにっこり頷いて横たわる。
もう一度口づけしあい、涼介はそっと鈴口を環の秘園へあてがう。ローションと愛液で濡れそぼり、そこは優しく涼介を受け入れようとしている。
少し抵抗を感じたか、涼介は腰をすすめ、カリを挿入する。

「う、くっ――」
「ごめん、痛い?」
「ううん。平気、びっくりしただけ」

 平気を装うが環の表情はこわばっている。思わず、腰を引こうとしてしまう涼介に環の長い足が絡んだ。

「だめ、引かないで」
「うん。このままいくよ」

 ゆっくりと環の内部に入り込む。狭く熱く絡み付く感覚に涼介は呻く。

「これで、全部――」
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