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爪先からムスク、指先からフィトンチッド
第5章 5 試作
 マンションに戻ると薫樹は待ってましたとばかりに実験室に芳香を連れて行き、ベッドに横たわらせる。ゴム手袋をしている薫樹の手が芳香の靴下を脱がせ、試験紙を張り付かせた。
洗ってない足を晒すことにさすがに抵抗を感じたが、真剣な表情の薫樹を見ると我慢しようと思った。

「んんんっ?」

 薫樹の声に芳香は身体を起こし体育座りをする。

「どうかしました?」

 やはり臭いと思われたのだろうか。芳香は羞恥心を覚える。

「うーん。匂いは改善されてる。しかし……」

 匂いの改善にはほっとしたが薫樹は不満そうな表情だ。


「どうかしたんですか?」
「いつもと匂いが違うんだ。これじゃあ普通の足の匂いだ」
「普通っ!」

 何度夢見た言葉だろうか。(普通の足の匂い……)芳香はジーンとして何度も心の中でつぶやく。


「何がダメだったんだろう……」
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