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爪先からムスク、指先からフィトンチッド
第12章 4 ルームフレグランスの調香
『ボディーシート イン フォレスト』のコマーシャルも第3弾目だ。
 今回は森の妖精に扮装した野島美月が仕事で汗だくになり疲れ切っているサラリーマンをそのシートで拭いてやるというものだ。

 男性タレントは 芸歴は長いが小さな劇団員の、活動場所が主に舞台であるため、このコマーシャルがメジャー進出第1弾となるようだ。

 外回りをして髪はぼさぼさ、汗だくでずれた眼鏡を直しながらとぼとぼ歩いているところへ、美月が登場し、森林浴へといざなう。



 芳香は真菜にコマーシャルの撮影場所が真菜と薫樹が勤め、自分の前回の職場である会社『銀華堂化粧品』の付近で行われることを聞き、仕事の休憩時間に見に行くことにした。
 今の職場は『銀華堂化粧品』から歩いて15分の場所にある。もしかしたら薫樹を見ることが出来るかもしれないと芳香は秘かに期待した。

 休憩時間は一時間なので店の自転車を借り、昼食を速やかに済ませて現場に向かうと、もう人だかりが現場を覆い隠して、人の隙間からチラチラ美月が見えるだけだ。

「ああー。すっごい人だなあ。みんなどこから撮影の事知るんだろう」

 真菜はいるだろうかと見まわしたが、あまり興味がないと言っていたのでやはりいそうにない。
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