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爪先からムスク、指先からフィトンチッド
第13章 5 デート
「この香りはどうやら君にしか感じられないらしい」
「え? うそ! こんなにいい匂いなのに?」
「うん。調べたがやはり香りの成分はないようだよ」
「えー」

 芳香は信じられないという表情で薫樹の指先を嗅いでいる。

「フフ。つまりこの指先は君だけのものだ」
「あ、わ、私だけ……」
「うん。他に誰が現れても僕は揺れたりしない」

 愛の告白と誓いをハーブの優しい香りに包まれながら聞く。
うっとりと酔いしれていると薫樹は耳元で囁いた。

「今夜は、君の香りを堪能させて」

 芳香は甘い花の香りを感じた。
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