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ヘタレ男と最低ヤローなのに好きな人
第1章 ヘタレ男と最低ヤローなのに好きな人
それから先輩とは気が向いた時にお気に入りの高台で合う関係になってしまった。
彼女がいるのはわかってる。
先輩が彼女と別れることができないのも……。
先輩はズルいーー。
俺たちは若さゆえの過ちを2年以上犯し続けている。
「彼女と別れようかな」
それが先輩の口癖で、でもこの町の山を所有するくらいデカい家のお坊ちゃんでもある怖がりな先輩は彼女を手放すことはない。
後から知ったことは、先輩と彼女は親同士が決めた"婚約者"という関係らしい。
そんなの、どうにでもなるんじゃないかって何度も思ったけど、家の跡取りとしてはそういうわけにはいかないらしい。
そんな先輩と続ける不毛な恋ーー。
どうにもならない恋にいい加減、終止符を打たなければと思う。
「ごめん、浩介のことは好きだけど…俺はアイツ(彼女)と別れられない」
ズルくて、最低な先輩は雪の降り積もる寒い夜にそんなことを言いながらも俺のことを抱く。
誰にも見つからないよう、人目を盗みながら、俺の部屋に上げてしまった。
「会いたい」
好きな人からそう言われて断ることができなかった。
彼女がいるのはわかってる。
先輩が彼女と別れることができないのも……。
先輩はズルいーー。
俺たちは若さゆえの過ちを2年以上犯し続けている。
「彼女と別れようかな」
それが先輩の口癖で、でもこの町の山を所有するくらいデカい家のお坊ちゃんでもある怖がりな先輩は彼女を手放すことはない。
後から知ったことは、先輩と彼女は親同士が決めた"婚約者"という関係らしい。
そんなの、どうにでもなるんじゃないかって何度も思ったけど、家の跡取りとしてはそういうわけにはいかないらしい。
そんな先輩と続ける不毛な恋ーー。
どうにもならない恋にいい加減、終止符を打たなければと思う。
「ごめん、浩介のことは好きだけど…俺はアイツ(彼女)と別れられない」
ズルくて、最低な先輩は雪の降り積もる寒い夜にそんなことを言いながらも俺のことを抱く。
誰にも見つからないよう、人目を盗みながら、俺の部屋に上げてしまった。
「会いたい」
好きな人からそう言われて断ることができなかった。