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月曜日の秘めごと
第1章 プロローグ
ーー時々、湊(みなと)は魔女みたいだなあと思う。
「どう? いい?」
吐息混じりの濡れた声。長い髪を無造作にかけあげながら、僕の上で腰をまわして湊は微笑む。その顔が『魔女』というか、『魔性』なのだ。
「う……いいよ?」
屹立した僕のものを柔らかな粘膜が包み込んでいる。湊の部屋のふかふかのベッドの上、柑橘系のアロマオイルの香りが、なおのこと僕の情欲を煽っていた。
湊は裸だった。形のいい胸が彼女が腰を振るたび揺れて、僕はたまらず湊の両胸をつかみ、揉みしだいた。
尖って硬くなったピンク色の乳首をこりこりといじる。吸い付きたくなって、僕は完全に寝たままの体勢から上半身を起こした。欲望のまま口をつけようとした瞬間、胸元を押され再び横にさせられる。
「誰が触っていいなんて言ったの? ……今日はあたしが蛍(ほたる)を気持ちよくしてあげる番……そうでしょう?」
「あ……」
意地悪く微笑む湊の唇。部屋の照明は消したまま。カーテンを締め、それでも入ってくる陽光が淡く彼女を照らし出していた。目元や鼻筋に、わずかに陰影が落ちる。