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月曜日の秘めごと
第4章 カボチャスープと罰ゲーム
「そんなの罰ゲームになるんですか?」
「ならない? 気持ちよくなっちゃった?」
また唇を重ねられる。敬語を使ってしまったのだと気付く。
少なくとも僕には、なんの罰にもなってない。彼女とのキスは、少しも不快じゃなかった。
上唇を吸われ、舌が入ってくる。さっきよりも長い間、唇は合わさったままだった。
不意に離れる。つい名残惜しげな視線を送ってしまっていた。
「誘ってるような顔。蛍は可愛いね」
「可愛い……はやだ」
「どうして?」
「男だし」
「そうね、ついてるもんね」
瞬間、ジーンズ越しにあそこを撫でられ、びくんと体が跳ねた。
キスで興奮して、窮屈なくらい硬くなっている。
「ふ……だめ、です」
とっさに出てしまった敬語。唇を覆われる。もう何度目になるだろう。
股関をまさぐる手も止まらず、快感が体中をかけめぐる。
そのままソファーへと押し倒された。
彼女の背中くらいまである綺麗な黒髪が、僕の首筋を撫でた。唇を離し僕の上に乗ったまま、扇情的な眼差しで見下ろしてくる。
「ここは嬉しそう」
「……んっ」