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Vシネマ「箱女 見られる人妻」
第1章 ≪映画のあらすじ≫①
彼女(エリー)の動画のもっとも熱心なファン(ハルク)が、実は亭主の会社の無能の部下(春山)だったのだ。ある日、酔っぱらった亭主を送って春山が家に来る。
むろん、彼は奥さん(江梨子)があのマスクの女・エリーとは夢にも思わなかったのだが、チラッと見えた彼女の胸元に驚く。
エリーと同じところにほくろが二つあるのだ。

春山は家に帰って動画を見直し、上司の奥さんがエリーであることを確信すると、まずは彼女の家に、チャットでの動画をプリントした、あられもない彼女の写真を送り、さらにボイスチェンジャーで声を変えて電話をかけて、俺は貴女が誰であるかを知っている、貴女が日々やっていることをご主人に知られたくなかったら、チャットルーム「僕たちだけの部屋」を持ちましょうと、脅迫する。


二人切りのチャットルームに誘導した春山は、江梨子に様々なことを要求し、これに応じた江梨子は自らの欲望を解放していく。
夫に相手にされていない不満を、セクシーな動画を配信するチャットルームで発散していた江梨子が、夫の同僚の春山の誘導で自分の欲望を解放させていく展開が、セクシーサスペンスふうな感じで描かれ、ネットならではの匿名性を生かしたスリリングな描写が光っていた。


ダメダメと呟きながら、洗濯物を干した後、唇に真っ赤な口紅を塗って江梨子からエリーへと変身し、「僕たちだけの部屋」でハルク(春山)ひとりのために、あられもない肢体と行為を見せる。
「脱いで」「見せて」「早く早く」等々、執拗に、矢継ぎ早に指示を出す、春山の連呼に、ためらいつつもそれに応じて艶めかしさを増していく彼女は、まるでご主人様と従順に調教された女奴隷のようだ。

江梨子は、恥じらいながらも強要されるままに、パソコンを通じて男の観ている前で、オナニーをしながら逝ってしまう。


しかし、ふたりを繋ぐ関係はあまりにか細く、それがまた、あまりに切ない。


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