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失恋しても好き過ぎる
第8章 8
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「好きな人と漸く付き合えたのに、相手に彼女がいて、1日で別れるってどういうことだよ!」
「こっちが知りたいわ!」
翌日、会社の昼休憩中、休憩場でお弁当を食べながら、涼子ちゃんの言葉につっこんだ。
あれから央から連絡はない。
私からもしていない。
きっと、もうしない………。
「で、月ちゃん、課長がさっきからこっち見てるんだけど………」
「目、合わせないで………」
遠くの壁に隠れて此方を見ている課長の方を、涼子ちゃんが顔を引き攣らせながら見ているが、私は知らないふりをして弁当を食べ続けた。
きっと昨日の話の事だ………。
1日猶予やるとか、話が本当だったら俺と付き合えとか言っていたもんな………。
スルーしよう。