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失恋しても好き過ぎる
第10章 10
だけど、何で私の部屋なんかに?散らかってるし!すぐに掃除しないと!
「着いたら、すぐ掃除しろよ」
「はい!」
私の心をよんだように怜さんがニヤリと笑うと、私は元気に返事をした。LINEのメッセージ受信を知らせる効果音が鳴ると、すぐに反応したが……。
LINEだ。誰からだろう。
そう思いながら携帯を確認して、央からだと分かると、背筋を凍り付かせながらメッセージを確認してみる。
『元気?』
たった一言。それなのに、昔の気持ちが甦り始める。