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失恋しても好き過ぎる
第10章 10
何で今更!返さない!絶対返事返さない!
「どうした?月」
「あ、えーっと、鷹田君からLINE来ました」
「鷹田って、鷹田央……?」
明らかに不機嫌になる怜さんにドキドキしながら、
「でも返さないので、大丈夫ですよ!」
笑顔を作ると、ほっとしたように怜さんは息を吐き、
「絶対返すなよ。また来ても、鷹田のLINEには返事するな」
私の頭を引き寄せ、唇にキスをする。信号待ちで、停車した車。だけど、周りには他の車もいて、見られたらと思うとドキドキする!
「ん、あ……」
たっぷりと堪能するように、顔の角度を変えながら唇を何度も食み、最後に怜さんが下唇を噛むと、キリッと私は痛みを感じた。
…怒ってる?怜さん。LINE来たって言わなきゃ良かったかな。だけど、隠していたくないし。