この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
失恋しても好き過ぎる
第12章 12
「ただ、からかわれただけですよ!円満にさよならもしてきましたし!」
慌ててつつ怯えながら説明すると、怜さんから唇を塞がれ、同時に怜さんの持っていた缶ビールが、床に落ちた。
「も、嫌だ……俺女々しいな」
唇を離して呟くと、怜さんは私をソファに押し倒し、首筋にキスをする。
「別に女々しくなんてないですけど!」
「違う!女々しいんだよ、俺は!本当は……お前が今日鷹田と会うの、嫌だったし……」
「そうなんですか?じゃあ言ってくださいよ!」
「無理だ!お前に嫌われたくない!」
怜さんは私の体をぎゅっと抱き締めると、怜さんの頭を撫でる私に、
「好き」
そう言ってまた、首筋にキスを始めた。