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失恋しても好き過ぎる
第3章 3
しかも、何その泣きそうな顔……!
「猫田には、好きな人がいるもんなぁ……」
「はい!まぁ……。あはは……」
「俺なんて眼中にないもんなぁ……」
「眼中にないっていうか……まぁ……はい!」
「くそぉ!猫田にフラレる日がくるとはよぉ!」
悔しそうに言い捨てて、去っていく課長。
その姿を見て、涼子ちゃんが爆笑する。
「何今の!課長可愛い〜!」
「涼子ちゃん。課長、33歳だよね?もう良い大人だよね?」
「だよね!でも、可愛すぎ!月ちゃん、彼女になってあげなよ〜!」
……いや、本当にふったばかりだし。
そうは言えずに、私はニコニコと笑っていた。