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失恋しても好き過ぎる
第3章 3
「課長、元気だったよ!笑ってたし!」
「本当に?良かったね〜!」
給湯室へ戻ると、嬉しそうに涼子ちゃんから頭を撫でられた。
…ん?良かったね?って……?
「好きな人が笑ってくれたら嬉しいよね〜!」
「ん?」
「良いよ良いよ!分かってるから!月ちゃん、課長Loveだもんね〜!」
「えっ?!何それ?!」
「課長可愛いしね〜」
「違うわ!めっちゃ違うわ!!」
思わず私が叫ぶと、涼子ちゃんが「あっ、月ちゃん……」と給湯室のドアの方を見ながら気まずそうに呟く。
…まさか……。
「?!課長!!!いたんですか!何でいるんですか!」
嫌な予感がしてドアの方を振り向くと課長が立っていて、叫んでしまった。