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失恋しても好き過ぎる
第4章 4
「…可愛いなって思ったんだよ」
「えっ?!なんて?!鷹田君、なんて?!」
「お前一々リアクションでかいんだよ!だから、可愛いって思ったから頭撫でたんだよ!」
「えぇーっ?!」
急に鷹田君が思いもよらぬ事を言い出したので、目を見開く。
鷹田君が私の事を可愛いと……?
嘘でしょ………。
めっちゃ嬉しい。
「じゃ、じゃあ、付き合って………」
「断る」
「だから何でだよ!そこはOKな流れでしょうよぉぉ!」
照れて恥らっていたが、また鷹田君に即答でフラれると、大きく叫んだ。
思わせぶり嫌い!
ほんと嫌い!
「猫田は可愛いよ。でもタイプじゃない」
「分かったよ!帰るよ!」
もう、私をタイプだと思う人と付き合ってやる!
やけくそになりながら、ベッドから降りると、荷物を持って玄関まで歩き出す。