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失恋しても好き過ぎる
第5章 5
「猫田、はい」
「ん?……えっ?!手、繋ぐんですか?!」
急に立ち止まって課長が振り向き、私に手を差し出してくると、驚いたが………。
「繋ごう」
「えっ……えぇーっ……」
「何だよ!嫌なのかよ!」
「だって!恋人って間違われますよ!」
というか、恥ずかしいし!
そう戸惑っていると………
「今だけ」
強引に手を繋がれる。
きゃ、きゃぁぁー!!
心臓破裂する!!
課長の手と私の手が重なり合い、体温が触れると、私は心臓が苦しい程ドキドキした。