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失恋しても好き過ぎる
第6章 6
今度はくまちゃんが『YES!!』と叫んでいるスタンプを押すと、私は直ぐに家を出るのだった。
*********
鷹田君に会いたい。
その一心だった。
これが恋じゃないなら、なんと呼ぶの?
私、やっぱり、鷹田君が好き―――
「マジで来たんだ」
鷹田君の部屋は、こないだ介抱して貰った時に覚えたので、(ストーカーではない)迷わずに着いた。
玄関のインターフォンを押すと、直ぐに鷹田君が出てきて、私を見た途端、驚いた顔をされた。
「鷹田君が来て良いって言ったから!」
「まあ……上がる?」
「うん………お邪魔しま〜す」
冷静に考えてみれば、夜に異性の部屋って緊張する。
しかも鷹田君の部屋とか、冷静じゃいられない!
「ソファ座れば?」
部屋に上がってリビングに入ると、鷹田君に言われて、私は頷きながらソファに大人しく座った。