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失恋しても好き過ぎる
第6章 6
なのに………
受け入れたくない。
好き過ぎて。
何度失恋しても、鷹田君の事が好き過ぎて!
「……好きだよ。俺も、猫田が」
「えっ?!何て?!」
「だから、好きだよ」
目を逸らしていた筈の鷹田君は、真剣に話しながら、こっちを見た。
今、幻聴が聞こえたよ………。
ありえない!鷹田君が私の事好きとか!
それに、ピアス!!
「ちょ!待って!嘘だ!!」
「何でそう思うの?」
「いや、だってさ、今まで散々フラれたのに、急に好きなんて……信じられない」
「そっか……」
ソファに落ちているピアスをガン見しながら、受け入れないでいると、鷹田君がこっちに近付いてきて、私を抱き締めた。