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失恋しても好き過ぎる
第6章 6




オー!マイ!ガー!!



私、何を勘違いしていたんだろう。



鷹田君が、私の事を好きな筈ない。



それなのに………幻想を抱いていた。





「猫田、大丈夫?」


「は、はい」





廊下から鷹田君の声が聞こえてくると、慌てながら返事を返した。


それからリビングに戻って、ドアの前に立ち尽くしたまま、ソファに座っている鷹田君を見つめる。




「猫田?」


「鷹田君、好きです!」


「ああ」


「鷹田君は、私の事どう思ってる……?」




答えは、きっとNOだ。


返事を聞かなくても、分かっている。


だって、鷹田君が私から目を逸らしたから。




悲しいけど、これが現実。



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