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幸せな休日ースパダリリクエスト企画ー
第1章 幸せな休日
水族館の後は、弁財天仲見世通りで色々と買い食いし、江島神社に向かった。ここでピンク色の絵馬を二人で結んだら恋愛が…まあ、あたしと宏ちゃんじゃ意味ないけど。
だって、ただのゲーム友達の同級生だし、いつもは唯斗との三人で行動してることが多い。
江ノ島はデートスポットだと聞いて、色々と調べた。
一番行きたいのは"龍恋の鐘"のあるところで…でもあたしたちはそんな関係じゃないから。
「怜奈、しらすアイスだって。食べる? 」
「食べるー♡」
あたしも買うためにお財布出したら、上からジトっと見下ろす。
「だから、男に奢られとけ」
そう言うとスタスタ店の方へ行き、アイスを一つだけ買ってきた。
それをあたしに差し出す。
「宏ちゃんのは? 」
「…味がわかんねーし、怜奈のをもらうからいい」
「え? 」
あたしが持ってるアイスに少し屈んだ宏ちゃんが一口食べる。
「あ、上手い」
ドキドキしながら見惚れていたら、「溶けるから」と突っ込みが入る。慌ててあたしも食べるけどさっきの宏ちゃんが頭から離れず…味があまりわからない。
その後は泳ぐにはまだ早い海水浴場へ向かう。
ぼっーと海を見ながらお互い何も話さない。
それを最初に破ったのは宏ちゃん。
「大人しい怜奈って気持ち悪いんだけど」
「…あたしだって、そーゆうときあるし」
数ヶ月で卒業だし…このまま離れたくない…。
そんなことばかり考える。
「…知ってる。馬鹿みたいに明るいけど本当は淋しがりやですっげえ甘えん坊だってことも…」
何で…そんなこと知ってるの?
「何それ。唯斗に聞いた? 」
そう言うと宏ちゃんがすごい真剣な顔で見る。
「違う。俺が怜奈をずっと見てたから知った」
「な、何言ってんの…」
「わかんねーの? 」
そう言った宏ちゃんに……キスされた。
「俺は怜奈が好きだってこと」
あたしは人目気にせず大泣きで宏ちゃんに抱きついた。
だって、ただのゲーム友達の同級生だし、いつもは唯斗との三人で行動してることが多い。
江ノ島はデートスポットだと聞いて、色々と調べた。
一番行きたいのは"龍恋の鐘"のあるところで…でもあたしたちはそんな関係じゃないから。
「怜奈、しらすアイスだって。食べる? 」
「食べるー♡」
あたしも買うためにお財布出したら、上からジトっと見下ろす。
「だから、男に奢られとけ」
そう言うとスタスタ店の方へ行き、アイスを一つだけ買ってきた。
それをあたしに差し出す。
「宏ちゃんのは? 」
「…味がわかんねーし、怜奈のをもらうからいい」
「え? 」
あたしが持ってるアイスに少し屈んだ宏ちゃんが一口食べる。
「あ、上手い」
ドキドキしながら見惚れていたら、「溶けるから」と突っ込みが入る。慌ててあたしも食べるけどさっきの宏ちゃんが頭から離れず…味があまりわからない。
その後は泳ぐにはまだ早い海水浴場へ向かう。
ぼっーと海を見ながらお互い何も話さない。
それを最初に破ったのは宏ちゃん。
「大人しい怜奈って気持ち悪いんだけど」
「…あたしだって、そーゆうときあるし」
数ヶ月で卒業だし…このまま離れたくない…。
そんなことばかり考える。
「…知ってる。馬鹿みたいに明るいけど本当は淋しがりやですっげえ甘えん坊だってことも…」
何で…そんなこと知ってるの?
「何それ。唯斗に聞いた? 」
そう言うと宏ちゃんがすごい真剣な顔で見る。
「違う。俺が怜奈をずっと見てたから知った」
「な、何言ってんの…」
「わかんねーの? 」
そう言った宏ちゃんに……キスされた。
「俺は怜奈が好きだってこと」
あたしは人目気にせず大泣きで宏ちゃんに抱きついた。