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幸せな休日ースパダリリクエスト企画ー
第1章 幸せな休日
同じ頃、電車に揺られながら、目的地へ向かってる一組のカップルがいた。
女の子の方は高校のときよりも明るめに染めた髪を頭の上でお団子にしていて、ショートパンツとティーシャツというラフな格好にペタンコのサンダル。その隣には小学生の頃よりは背も伸びて彼女と同じくらいの背丈になった男の子。
「晴れて良かった! 久々の優也とのデートに雨とか最悪だし」
「そーだな」
優也とは本当に久々のデート。
私をドア側に立たせ、その前に立つ優也は何年か前よりも見つめる距離が近くなった。
このシチュエーション…あまりないから緊張する。
その緊張が伝わったのかどうかわからないけど、手を握ってきた優也が混雑してるのをいいことにありえない提案というか欲求をしてくる。
「キスしていい? 」
何か考え事をしてるのかと思ってたけど、まさかそんなこと考えてたの!?
優也が中学生になり、色々と許してしまってからは遠慮という言葉を知らないようで…若い10代前半の小悪魔な彼氏は外でも平気でキスを要求する。
「それはイヤだ」
恥ずかしいし、誰か見てるかもしれないし…。
「あっそう」
素っ気無い返事をした優也がほんの少しだけ私から離れるから…それがすごく淋しくて……。
「…一瞬だけ、一瞬なら、いいよ」
「愛美、やっぱり可愛くて好き」
たいして機嫌なんて損ねてなかった優也が近づく気配がしてほんの少し触れるだけのキスをされた。
絶対後ろの席の人とか後ろ側にいる人にバレてるからっ!!!
女の子の方は高校のときよりも明るめに染めた髪を頭の上でお団子にしていて、ショートパンツとティーシャツというラフな格好にペタンコのサンダル。その隣には小学生の頃よりは背も伸びて彼女と同じくらいの背丈になった男の子。
「晴れて良かった! 久々の優也とのデートに雨とか最悪だし」
「そーだな」
優也とは本当に久々のデート。
私をドア側に立たせ、その前に立つ優也は何年か前よりも見つめる距離が近くなった。
このシチュエーション…あまりないから緊張する。
その緊張が伝わったのかどうかわからないけど、手を握ってきた優也が混雑してるのをいいことにありえない提案というか欲求をしてくる。
「キスしていい? 」
何か考え事をしてるのかと思ってたけど、まさかそんなこと考えてたの!?
優也が中学生になり、色々と許してしまってからは遠慮という言葉を知らないようで…若い10代前半の小悪魔な彼氏は外でも平気でキスを要求する。
「それはイヤだ」
恥ずかしいし、誰か見てるかもしれないし…。
「あっそう」
素っ気無い返事をした優也がほんの少しだけ私から離れるから…それがすごく淋しくて……。
「…一瞬だけ、一瞬なら、いいよ」
「愛美、やっぱり可愛くて好き」
たいして機嫌なんて損ねてなかった優也が近づく気配がしてほんの少し触れるだけのキスをされた。
絶対後ろの席の人とか後ろ側にいる人にバレてるからっ!!!