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幸せな休日ースパダリリクエスト企画ー
第1章 幸せな休日
「耳まで真っ赤。ホント大学生になってもそーゆうところ可愛くてすげえ好き」

声変わりはまだな高めの少年声の優也が耳元で言う。
前からこーゆうところはあったけど、中学生になってから、やたら意地悪なことを言うようになった。どんどん優也のSっ気が増してる気がする…というか、今日は普段の優也とは少し違う?
電車でキスなんて初めて言われたし。
それが何なのかわからないまま、私たちは密着した状態で目的地へと向かう。


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愛美を見知らぬ男たちから囲うようにして立ちながら、改めて愛美の格好を確認。
春に大学生になったばかりだし、オシャレとかも興味あるみたいだから、敢えて口には出さないけど、露出の多い服装は好きじゃない。いや…好きだけど、心配の方が増す。
制服のスカートの長さだけでもブツブツ言っていたら、同じ中学の奴に「お前は親父か」と言われた。
いくら彼氏でもそこまで言われたら彼女としてはイヤなんじゃないかって…。
でも心配じゃね? 生足とか…クソエロいし…。
それを同じ奴に言ったら今度は「14歳にして変態親父」と言われたから、愛美の服装に関しては言わないでおく。
「可愛い」とかはたまに言うけど…てか、大学生になってメイクするようになって、可愛いというか綺麗になっておれは益々置いていかれてる感がある。どうやっても縮まらない5歳差。
そんな不安なのを隠したくてキスをして、おれのだって安心させる。
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