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幸せな休日ースパダリリクエスト企画ー
第1章 幸せな休日
年の離れたお兄さんの想い人だった年上のすごく綺麗な人。
本人は好きとかではなくて、美人すぎて印象に残ってると言ってるだけみたいなんだけど。
綺麗とは無縁のあたしは宏ちゃんにとってただのゲーム友達止まりなんだろうな。
「ソラとかミツキもそうだけど、ヤスさん、ユーリさんも社会人だし、意外と何とかなるんじゃねえの? 」
「あたし、多分仕事覚えるのに手一杯でそれどころじゃなくなるかも…」
「先のことはわかんねえけど…俺は内勤なら何とかなるんじゃないかと思ってる。営業とかなら無理かもしれねえけど」
宏ちゃんは本社はかなり大手の医療機器メーカーに就職が決まっていて、あたしは就活頑張りすぎてそれが吉と出て、大手お菓子メーカーに就職することになっている。大手企業なんて絶対に忙しいに決まってる!それに4年間も一緒だった宏ちゃんと離れるのも寂しい。
そんなあたしの不安を他所にいつの間にかゲームを終えて飲み物がカラになった宏ちゃんがあたしを見ていた。
「就職ブルーになってる怜奈さん、どこ行くか決めた? 」
「宏ちゃんがゲームしてる間に決めてたよ」
じゃあ行くかって言うと伝票を持って立ち上がる。
「あたしの分、いくら?」
そう言うとあたしよりも20センチくらい背の高い宏ちゃんが眼鏡越しに細めた目で見ながらバーカと言う。
「こーいうときは男に奢られとけよ」
宏ちゃんのくせにッ…宏ちゃんのくせにッ!!
益々惚れ直すじゃない…。
本人は好きとかではなくて、美人すぎて印象に残ってると言ってるだけみたいなんだけど。
綺麗とは無縁のあたしは宏ちゃんにとってただのゲーム友達止まりなんだろうな。
「ソラとかミツキもそうだけど、ヤスさん、ユーリさんも社会人だし、意外と何とかなるんじゃねえの? 」
「あたし、多分仕事覚えるのに手一杯でそれどころじゃなくなるかも…」
「先のことはわかんねえけど…俺は内勤なら何とかなるんじゃないかと思ってる。営業とかなら無理かもしれねえけど」
宏ちゃんは本社はかなり大手の医療機器メーカーに就職が決まっていて、あたしは就活頑張りすぎてそれが吉と出て、大手お菓子メーカーに就職することになっている。大手企業なんて絶対に忙しいに決まってる!それに4年間も一緒だった宏ちゃんと離れるのも寂しい。
そんなあたしの不安を他所にいつの間にかゲームを終えて飲み物がカラになった宏ちゃんがあたしを見ていた。
「就職ブルーになってる怜奈さん、どこ行くか決めた? 」
「宏ちゃんがゲームしてる間に決めてたよ」
じゃあ行くかって言うと伝票を持って立ち上がる。
「あたしの分、いくら?」
そう言うとあたしよりも20センチくらい背の高い宏ちゃんが眼鏡越しに細めた目で見ながらバーカと言う。
「こーいうときは男に奢られとけよ」
宏ちゃんのくせにッ…宏ちゃんのくせにッ!!
益々惚れ直すじゃない…。