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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第5章 5日目
その後、ふたりはビーチに戻った。
ももちゃんはまた清純な子供に戻って、無邪気に僕と遊んだ。そのギャップもまた、愛おしかった。
辺りが暗くなると、浜辺で花火をした。
暗闇の中、花火の鋭い光に照らされた、ももちゃんの笑顔。
もう二度と、この笑顔を曇らせる事はしないと誓った。
夕食を済ませると、また車を走らせた。
今夜はどこで寝ようか。
あの温泉旅館は、一泊しか予約が取れなかった。今からアパートまで帰るのは遅すぎる…などと考えていると、ももちゃんが嬉しそうに言った。
「あっ!お城だ!」
「えっ?」
窓越しに見えたのは、たしかにヨーロッパの城のような建物。
「キレイ…」
ももちゃんは、うっとりしていた。でもあれは…
「ももちゃん、あれはラブホテルだよ」
ももちゃんはまた清純な子供に戻って、無邪気に僕と遊んだ。そのギャップもまた、愛おしかった。
辺りが暗くなると、浜辺で花火をした。
暗闇の中、花火の鋭い光に照らされた、ももちゃんの笑顔。
もう二度と、この笑顔を曇らせる事はしないと誓った。
夕食を済ませると、また車を走らせた。
今夜はどこで寝ようか。
あの温泉旅館は、一泊しか予約が取れなかった。今からアパートまで帰るのは遅すぎる…などと考えていると、ももちゃんが嬉しそうに言った。
「あっ!お城だ!」
「えっ?」
窓越しに見えたのは、たしかにヨーロッパの城のような建物。
「キレイ…」
ももちゃんは、うっとりしていた。でもあれは…
「ももちゃん、あれはラブホテルだよ」