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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第7章 7日目
それでも、自分の存在がなくなるなんて、平気なはずはない。怖いのが当たり前だ。
もし僕なら、とても耐えられない。
「それよりわたしが心配したのは、彩ちゃんのことなの」
「彩ちゃん?」
「だって、まだ生きてるのに死にたいって思ってるんだよ」
自分の体験を話した彩ちゃんは、黒い女性に向かって
『ももちゃんをだまして、あたしの体に入れて、今さらなんでそんなこと言わせるの?ズルいよ!』
女性は無表情に
『あなたがどう思っても関係ありません。私が決めた規則でもありません。あなたが桃香さんに早く告げないのが悪いんです』
ももちゃんは何も言えなかった。
突然聞いた事実にショックを受けていた。
彩ちゃんは、そんな彼女の肩に手を置いた。
『大丈夫、ももちゃんは消えないよ。あたしね、最初から決めてたんだから。ももちゃんに体をあげるって。どうせ死ぬつもりだったから』
もし僕なら、とても耐えられない。
「それよりわたしが心配したのは、彩ちゃんのことなの」
「彩ちゃん?」
「だって、まだ生きてるのに死にたいって思ってるんだよ」
自分の体験を話した彩ちゃんは、黒い女性に向かって
『ももちゃんをだまして、あたしの体に入れて、今さらなんでそんなこと言わせるの?ズルいよ!』
女性は無表情に
『あなたがどう思っても関係ありません。私が決めた規則でもありません。あなたが桃香さんに早く告げないのが悪いんです』
ももちゃんは何も言えなかった。
突然聞いた事実にショックを受けていた。
彩ちゃんは、そんな彼女の肩に手を置いた。
『大丈夫、ももちゃんは消えないよ。あたしね、最初から決めてたんだから。ももちゃんに体をあげるって。どうせ死ぬつもりだったから』